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12「ソニー TC-2100」

  当初、青山祭などでのASFのライブ録音はオープンリールの大型テープレコーダーを使用してステレオ録音していたのだが、70年にソニーが発売した軽量小型のステレオ・カセット・レコーダーTC-2100は画期的な製品で、内臓マイクのほか、ステレオ外部入力が可能、また、当時のカセット録音とは思えないほど音質がよかったことから、合宿での発表会録音の必需品となった。早速購入したのが橋本顕介と粉川和夫で、713月の春合宿以降、この2台が大活躍することになる。のちの民生用“カセット・デンスケ”のプロトタイプになった名機だ。多くの合宿録音が残っているのは、このレコーダーのお陰でもある。

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