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#06 ■1970.11.1~3  青山祭

  青山祭への 初参加はASFメンバーに とって、70年最大のイ ベントだった。1号館2Fもしくは3Fだったか、 教室をライブ喫茶スタイルに改造。「Folk Inn」と命名し て夜を徹した準備作業が行われた。窓に暗幕、ステージ背景にはボーダーとなるカーテン、インスタント・コーヒーやコーラなどドリンク及び食器等の準備(有 若さんの地元、千住の「くず餅」も販売した)、ポスター、フライヤーの作成等々…。最後の仕上げには、数名が泊り込みして会場を完成させた。また、開催を 前にしてPA(といって もボーカル・アンプ&スピーカー・システム。ELK製。アンプ 部にはテープエコーが付属していた)も部費で購入されている。このシステムはその後も長らく大活躍した。


  ステージに はほぼ全バンド(もしくはソロ)が出演。この時、初めてオープンリールのレコーダーによる本格的なライブ録音が試みられている。録音担当は粉川和夫(70年入学)。客席前方 にワンポイント・ステレオ・マイクをワイヤーで吊してレコーディングする手法は、ニューポート・フォーク・フェスティヴァルと同じだ。中日だったか、出演 者の演奏終了後、客席を取り払ってロック・ディスコ化し、有志メンバーがエレクトリック・バンドを組んで(橋本・松尾・朝倉・宇田)、「クロスロード」な ど数曲しかないレパートリーを繰り返して演奏した。最終日は、何人かの有志たちが高等部のグラウンドで行われた「後夜祭」にも参加している。

  そして恒例 の青山祭フィナーレ、提灯行列に参加。青山通り~表参道と練り歩く。ASF一行は途中 で行列を離れ、「神宮橋旅館」(キディランド裏)にて打ち上げ。翌日に駆り出された後片づけが大変でした…。


  11月から12月にかけて は、いくつかのバンドが他大学の学園祭やコンサートに招かれて演奏している。Bad Ridersは成蹊大学 や東京家政大学、So and Soと、大田恒 寿さん、柴田茂治さん(69年入学)、粉川和夫 のWellington Trioは理工学部 のチャペルで行われたコンサートに出演した。




理工学部チャペルでのコンサート

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