ASF: #22 ■1973.4～present AFWの時代

AFW発足当初、70年入学の橋本顕介と宇田和弘が暫定的にリーダーシップを執った。新入生募集の結果、再び100名近くの部員数となる。やがて初代会長（ASFから数えると4代目会長）に山本裕史（71年入学）が選出された。部室は学生会館に新たに確保されたが、スペースが狭くてギター／楽器置き場程度にしかならず、部員の溜まり場は、専ら学館地下食堂の「森永スナック・コーナー」周辺となる。73年秋の青山祭には「AFW」として登場。目黒公会堂で第1回目のAFWコンサートも催された。

それ以降の活動は、ASF時代とほぼ同様の活動経緯をたどって（シングアウトはさすがにもうやっていないとは思われるが）今日に至っているようだ。ここから先のストーリーの記録は、その後のメンバーたちに委ねたい。ASF～AFWの1970年～1972年入部メンバーは、今もバンドを再編したり、有志バンドたちによるライブをしばしば行っている。

現在のAFWは、音楽的にはおそらく以前にも増して混沌を極めていると想像するけれど、ASF、AFWの半世紀に近い歴史を今なお継続させている現部員たちには、心からの拍手と謝辞を贈りたいと思う。