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#20 ■1972.7~8  夏合宿



河口湖近くの民宿「富士荘」で1週間以上の夏合宿。「富士急ハイランド」の近隣だった。これまでにない 大所帯。バス3台をチャーターして到着(このうち1台はほとんど楽器のみを積載していたはず)。新入生を中心に各バンドの エレクトリック化、ロック化、オリジナル・ソング化が加速。日本語フォークを歌う部員も激増し、モダン・フォークを演奏するバンドはもはや少数派になっ た。もちろん、さらに大所帯になった各シングアウトの練習も続けられた。


  中日あたりに野外でシングアウト別対抗の運動会およびゲーム大会あり。 最後の種目は、ギター・チューニング合戦。シングアウトAは山川豊、Bは宇田和弘、Cは赤羽根龍一(72年入学)が代表となって出場。それぞれ音叉やピアノなどで“A440”の音を前もって徹底的に記憶し(チューナーなどない時代だ)、アコース ティック・ギターに弦を張るところから始まって、チューニングの速さと正確さを競う。Aの山川は途中で弦が切れて脱落、B宇田は音程がA440よりやや高かったことから、敗退。Cの赤羽根(72年入学)が勝利した。しかし、あまりにもシリアスなアトラクションだと いうことで、概ね不評だった。


  最終日は全員参加、シングアウトも含む発表会。午前から夕刻までの長時 間に及ぶ。納会では前年と同じく、学年別寸劇大会を上演。特に2年グループは下ネタ満載。音楽サークルとしては混沌としながらも、楽し い夏合宿を終えた。


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